賃貸契約書、学校の許可証、歯医者の同意書。メールには「署名して返送してください」と あるのに、家のプリンターは春からインク切れのままです。でも、もう要りません。 iPhoneならPDFフォームに入力して指で署名でき、できあがりは誰でも開ける 普通のPDFです。
iPhoneでPDFに署名するには?
PDFを開き、マークアップツールで「署名を追加」をタップし、指で署名して、 署名欄までドラッグします。手順は次のとおりです。
- PDFを開きます。iOS 26以降ではプレビューアプリで開き、それより前の バージョンではファイルで開きます。メールの添付ファイルなら、そのままタップします。
- マークアップボタン(ペン先のアイコン)をタップし、続けて追加ボタン (+)をタップします。プレビューでは、追加ボタンは画面下部のツールバーにあります。
- 「署名を追加」をタップします。保存済みの署名を選ぶか、指で新しい署名を 書いて「完了」をタップします。スマホを横向きにすると広く書けます。
- 署名を署名欄までドラッグします。角にある青い点をドラッグして、ちょうどいい 大きさに整えます。
- 「完了」をタップして保存するか、共有をタップしてそのまま送り返します。
以上です。署名はPDFの一部になるので、どの端末で開いても、開いた人に表示されます。iPhoneをお持ちでない場合は、無料のPDF署名ツールで、どのブラウザでも同じことができます。ファイルをアップロードする必要もありません。
先にフォームの入力欄を埋める
たいていのフォームは、署名のほかにも、名前、日付、住所などを求めます。 署名の前に、それらを入力しましょう。
プレビューの場合(iOS 26以降):
- プレビューでPDFフォームを開きます。
- 「フォーム入力」ボタンをタップします。
- 入力欄をタップして入力します。キーボードの上にあなたの情報の「自動入力」の 候補が表示されたら、それをタップします。
- 署名欄では、その場で指で署名できます。
ファイルの場合(最近のiOSならどれでも): フォームを開き、「自動入力」ボタンを タップして、空白のフィールドをタップし、入力します。これを1つずつ続けます。 関連する複数のフィールドをまとめて入力する提案が出たら、内容を確認し、 間違いがあれば直して、「自動入力する」をタップします。
自動入力は連絡先の「マイカード」の情報を使うので、そのカードに現在の住所が 入っているか確認しておくと安心です。また、「ほかの連絡先を選択」をタップすれば、 連絡先から別の人の情報を入力できます。たとえば、フォームを代わりに書く子どもや 親の情報です。
フォームに入力欄がないとき
PDFの多くは本物のフォームではなく、紙をスキャンしたもので、空白の線をタップしても 反応しません。それでも入力はできます。
- 追加ボタン(+)をタップします。
- 「テキストフォームボックスを追加」をタップします。
- ボックスを空白の線までドラッグして、入力します。
- フォーマット設定ツールでサイズやフォントを変え、線に収まるようにします。
行ごとに1つずつボックスを追加し、あとは上の手順で署名します。書類が PDFではなく写真で届いた場合は、先に写真をPDFにする手順で 変換してから、そのPDFに署名しましょう。
署名を複数保存する
iPhoneは、書いた署名を保存して、次回も使えるようにしてくれます。複数持つことも できます。フルネームの署名、賃貸契約書の各ページに使うイニシャル、2種類の 書体で署名する人なら別のスタイル、といった具合です。
- 追加する:「署名を追加」の中で「署名を追加または削除」をタップし、 追加ボタンをタップして、もう一度署名します。
- ラベルを付ける:「新規署名」の横のメニューをタップし、イニシャルや ニックネームなどのラベルを選びます。
- 削除する:「署名を追加または削除」をタップし、削除したい署名の横にある 削除ボタンをタップします。
保存した署名は、あなたの署名の画像としてスマホに入っています。iPhoneのロックを 解除できる人なら誰でも使えてしまうので、パスコードは必ず設定しておきましょう。
送り返す
入力と署名が済んだら、書類内のメニューをタップして「書き出す」または共有を 選ぶか、PDFを添付したメールで返信します。送信を押す前に、添付ファイルを一度開いて、 署名とすべての入力欄がちゃんと入っているか確かめてください。パソコン用ソフトで 作られたフォームの中には、スマホでは入力した内容が見えるのに、ほかの環境では 空白になってしまうものがあります。
身分証の番号や銀行の情報、健康に関する情報が含まれるなら、ファイルだけでなく 送り方も考えましょう。短いガイドがあります。 iPhoneから書類を安全に共有する方法。
よくある問題
「署名を追加」が見つからない。 先にマークアップボタンをタップしてください。 追加ボタンはマークアップのツールバーの中にあります。アプリによっては、 ツールバーが最小化された状態で始まります。タップすると開きます。
入力欄に文字が入らない。 そのPDFに本物の入力欄がないか、編集がロックされて います。代わりに「テキストフォームボックスを追加」を使いましょう。 PDFがパスワードを求めてくる場合は、送り主から教えてもらう必要があります。
署名が大きすぎる、または位置がずれた。 署名をタップして選択し、ドラッグして動かし、 青い点を内側へ引いて小さくします。最初からやり直すなら、その他ボタンをタップして 「取り消す」を選びます。
署名したあとで何かを直したい。 書類を開いたままなら取り消します。または、署名前の コピーを残しておきましょう。プレビューでは、先にコピーを作れます。ファイル名の横の メニューをタップして「複製」を選びます。ページの削除や追加といった別の修正なら、 iPhoneでPDFを編集する方法をどうぞ。
やっぱり紙で必要だと言われた。 それでもスマホで署名しておき、プリンターのある ところで署名済みのPDFをプリントしましょう。同じファイルです。
署名済みのコピーは、見つかる場所に残す
大事なのは署名済みのほうなのに、なくなりやすいのもそれです。メールの添付として 送り出されたきり、3か月前の送信済みフォルダの奥に埋もれてしまいます。大家さんに 敷金の条項を聞かれたり、学校にまた書式を求められたりしたとき、メールを 「署名済み」で探し回ることになります。
Paperlockは、まさにそういうコピーのための、プライベートな保管場所です。署名済みの PDFを保存すると、どんな書類で、誰からのもので、どんな大事な日付があるかを読み取り、 わかりやすいタイトルで整理して、Face IDの内側で守ります。署名やフォームの入力を 代わりにやってはくれません(それはiPhoneがすでにうまくやってくれます)。 署名済みの結果を、あとで普通の言葉で尋ねて見つけられるようにするのが役目です。