マイナンバーカードの更新は、有効期限まで3か月を切った日から手続きでき、手数料は無料です。ややこしいのは期限が2つあることで、カード本体は発行時に18歳以上なら発行から10回目の誕生日まで、ICチップの電子証明書は年齢に関係なく5回目の誕生日までです。期限の2〜3か月前を目安に、J-LIS(地方公共団体情報システム機構)から「有効期限通知書」が届きます。届いたら、それが合図です。

マイナンバーカードの期限、4つの数字
  • 10回目の誕生日までカード本体が有効発行時に18歳以上の場合。18歳未満は5回目
  • 5回目の誕生日まで電子証明書が有効年齢に関係なく同じ
  • 3か月前から更新の手続きができる
  • 0円更新の手数料カード本体も電子証明書も無料

出典:J-LIS マイナンバーカード総合サイト、デジタル庁(2026年10月確認)

カード本体と電子証明書、2つの期限

同じ1枚のカードでも、期限と更新のしかたは別々です。

カード本体 電子証明書
有効期間 発行時18歳以上:10回目の誕生日まで / 18歳未満:5回目の誕生日まで 年齢に関係なく5回目の誕生日まで
期限の表示 券面に印字 印字なし(券面の記入欄、またはマイナポータル)
更新のしかた 新しいカードを申請して受け取る 市区町村の窓口でカードに書き込み直す
手数料 無料 無料

18歳以上の人は、カード本体が10年使えるのに電子証明書は5年で切れるので、電子証明書の更新が先に1回来ることになります。こちらは窓口でしか更新できません。詳しくは電子証明書の更新のページにまとめました。

例外がひとつあります。2022年(令和4年)3月31日までに交付申請した当時20歳未満だった人のカードは、本体も発行から5回目の誕生日までです。券面の日付をそのまま信じるのがいちばん確実です。

更新はいつから:3か月前から始めても損はない

更新の流れ(カード本体)
  1. 有効期限の3か月前更新の手続きができるようになる
  2. 2〜3か月前J-LISから有効期限通知書が届く
  3. 申請から約1か月市区町村から交付通知書が届き、窓口で受け取る
  4. 有効期限の日本人確認書類としても電子証明書としても使えなくなる

交付通知書が届くまでの期間は申請数や市区町村によって変わります(デジタル庁、2026年10月確認)。

更新できるのは、有効期間の満了日まで3か月を切った日からです。有効期限通知書は、更新できる日を過ぎてから届くように発送されています。つまり、届いた時点ですぐ申請してかまいません。

早く更新すると次の期限が短くなる、という心配も要りません。3か月前から期限までの間に更新すると、新しいカードは発行から11回目の誕生日まで(18歳未満は6回目)、電子証明書は6回目の誕生日までになります。誕生日の前に発行される分、数え方を1回ずらしてあるわけです。

急ぐ理由はもうひとつあります。申請してから交付通知書が届くまで、デジタル庁の案内では約1か月かかります。期限ぎりぎりに申請すると、新しいカードが手元に来る前に古いカードが切れてしまうことがあります。

更新の方法:4つの申請と、窓口での受け取り

更新で使うもの

申請は次のどれかで行います。

  1. スマートフォン:交付申請書のQRコードを読み取り、その場で撮った顔写真で申請します。デジタル庁がいちばん勧めている方法です。
  2. 証明写真機:対応している機械なら、写真撮影から申請まで1台で終わります。
  3. パソコン:申請用サイトに、6か月以内に撮った顔写真のデータをアップロードします。
  4. 郵便:交付申請書に記入して写真を貼り、J-LISに郵送します。

同封の申請書に申請書IDが書かれていない場合は、郵送か市区町村窓口での申請になります。申請書や封筒は、マイナンバーカード総合サイトからダウンロードもできます。

申請のあと、住所地の市区町村から交付通知書が届いたら、いまのカードと通知書に書かれた持ち物を持って窓口で受け取ります。受け取りを予約制にしている市区町村もあるので、出かける前にホームページを確認してください。

期限が切れてしまったら

有効期限を過ぎたカードは、本人確認書類として使えません。e-Taxやコンビニでの証明書の交付など、電子証明書を使うサービスも止まります。マイナ保険証としては一定期間使える場合がありますが、あくまで一時的な扱いです。

注意したいのは、新しいカードを受け取るときに古いカードを持っていく必要があることです。期限が切れたからと処分したり、なくしたりすると、再交付の手数料がかかります。机の引き出しに戻しておいてください。

期限後の申請のしかたや持ち物は市区町村によって案内が異なることがあるので、住民登録のある市区町村に確認するのが早道です。

有効期限通知書が届かない、なくしたとき

通知書が手元になくても、更新の手続きはできます。引っ越しの直後などで届かなかった通知書は、住民登録のある市区町村に戻ります。役所に戻っていないか問い合わせてみてください。

家族の分の通知書がまとめて届くと、どれが誰のものか分からなくなりがちです。封筒の「有効期限が到来するもの」の欄に、カード本体か電子証明書か、どちらが対象なのかが書かれています。

次の期限を忘れないために

手でやるなら、新しいカードを受け取った日に表裏を撮影し、電子証明書の期限を券面の欄に書き込んでおきます。そしてカレンダーに2つ予定を入れます。カード本体の期限の3か月前と、電子証明書の期限の3か月前です。家族のカードも同じ日にまとめて入れておくと、有効期限のまとめや更新カレンダーと一緒に管理できます。家族全員の期限を一覧にしたいときは期限チェッカーも使えます。

Paperlockにカードの写真を入れておけば、期限の日付を読み取って保存し、通知をオンにしている場合は30日前と7日前に知らせます。身分証は6か月前にも通知が来るので、3か月前から始まる更新に十分間に合います。

手続きの細部は市区町村ごとに違うことがあります。迷ったら、住民登録のある市区町村の窓口に確認してください。