更新期間が満了する日(誕生日の1か月後)に75歳以上の人は、免許更新の前に認知機能検査と高齢者講習を受ける決まりです。通知のはがきは、満了日の6か月前までに警察から届きます。検査は満了日の6か月前から受けられ、予約制です。東京都の手数料は、検査が1,050円、実車指導のある講習が6,600円です。過去3年間に一定の違反歴がある人は、これに加えて運転技能検査に合格しないと更新できません。

75歳以上の免許更新、4つの数字
  • 6か月前までに検査と講習の通知が届き、この頃から受けられる更新期間が満了する日(誕生日の1か月後)から数えて
  • 1,050円認知機能検査の手数料(東京都・警察施設)教習所は料金がそれぞれ違う
  • 6,600円高齢者講習の手数料(東京都・実車指導あり)実車なしは2,950円
  • 70点以上運転技能検査の合格ライン(普通免許など)対象は過去3年間に一定の違反歴がある人

出典:警察庁、警視庁(2026年10月確認)。手数料は東京都の例で、他の道府県は住所地の警察で確認してください。

更新の前に済ませる3つのこと

75歳以上の更新で、窓口に行く前に必要なことは次の3つです。

手続き 対象 中身
認知機能検査 75歳以上の全員(診断書で免除される場合を除く) 記憶力と時間の感覚を問う2つの簡易な検査
高齢者講習 70歳以上の全員 東京都では2時間(実車指導あり)または1時間
運転技能検査 75歳以上で、過去3年間に一定の違反歴がある人 普通自動車でコースを運転

70歳から74歳の人は、これまでどおり高齢者講習だけです。更新期間の満了日に70歳以上の人は、講習を受けていないと更新できません。警視庁は、この講習を受けた70歳以上の更新では「更新手数料」のみで、講習手数料は不要としています。

通知はいつ届き、いつから受けられるか

満了日の半年前から更新まで
  1. 満了日の6か月前まで「検査と講習のお知らせ」はがきが届く
  2. 満了日の6か月前から認知機能検査・高齢者講習を予約し、受ける
  3. 誕生日の前後1か月終了証明書などを持って更新窓口へ
  4. 更新期間の最終日誕生日の1か月後。ここまでに更新
  5. 最終日を過ぎると免許は失効。更新ではなく取り直しに

警察庁「認知機能検査について」、警視庁「認知機能検査と高齢者講習(75歳以上の方の免許更新)」(2026年10月確認)。

警察庁によると、検査の対象者には満了日の6か月前までに通知が届き、検査と講習は満了日の6か月前から受けられます。警視庁は、はがき「免許証更新のための検査と講習のお知らせ」を、遅くとも有効期間満了日の6か月前までに届くよう発送しているとしています。

認知機能検査は予約制です。東京都ではWEB予約が24時間、電話予約が平日の午前9時30分から午後5時までです。休日明けと平日の午前中は電話が混み合うので、警視庁もWEB予約をすすめています。高齢者講習と運転技能検査は、教習所に予約して受けます。

更新時の誕生日が令和4年(2022年)10月12日以降の人は、認知機能検査、高齢者講習、運転技能検査の受ける順番は決まっていません。

認知機能検査の内容と結果

検査・講習の日に持っていくもの

検査は、記憶力と判断力の状態を確かめる簡易な検査です。16種類の絵を覚えて何が描かれていたかを答える「手がかり再生」と、検査時の年月日、曜日、時間を答える「時間の見当識」の2つがあります。検査後に結果通知書がわたされ、更新の窓口で必要になります。

警視庁は、結果が36点未満の人は「認知症のおそれあり」と判定され、臨時適性検査(専門医の診断)か診断書の提出が必要になるとしています。警察庁は、この検査は医師が行う認知症の診断に代わるものではないとしています。認知症と診断された場合は、聴聞などの手続を経て、免許の取消しか効力の停止になります。

かかりつけ医の診断書などで認知症の疑いがないと認められた人は、受検の義務が免除されます。診断書は有効期間の満了日前6か月以内に作成されたものが必要です。

高齢者講習の種類と手数料

かかる費用(東京都の例)
認知機能検査(警察施設)教習所は料金が異なる
1,050円
高齢者講習(普通自動車の免許・実車指導あり、2時間)
6,600円
高齢者講習(実車指導なし、1時間)原付・二輪のみの人、運転技能検査の対象者
2,950円
運転技能検査
教習所ごとに異なる
更新手数料免許証のみの場合。70歳以上は講習手数料が不要
2,850円

出典:警視庁「認知機能検査と高齢者講習」「マイナ免許証に伴う手数料改定」(2026年10月確認)。

講習は、座学と運転適性検査が60分、普通自動車の免許を持つ人はこれに実車指導の60分が加わります。東京都の手数料は、実車指導ありの2時間が6,600円、実車指導なしの1時間が2,950円です。原付や二輪の免許だけの人と、運転技能検査の対象者は、実車指導のない講習を受けます。

東京都内の指定教習所では、高齢者講習と同等の「運転免許取得者等教育」も受けられますが、料金は教習所によって違います。講習の後に終了証明書が渡され、更新のときに必要です。

運転技能検査は誰が受けるか

対象は、更新期間が満了する日に75歳以上で、満了日の直前の誕生日の160日前の日より前の3年間に、信号無視、通行区分違反、速度超過、安全運転義務違反、携帯電話使用等など11の類型の違反をした人です。普通自動車でコースを走り、100点から減点する方式で、第一種免許は70点以上で合格です。合格しないと更新できません。

検査は教習所や運転免許試験場で受けられ、受検には予約が必要です。教習所が行う公安委員会認定の検査でも代わりになります。検査後に渡される受検結果証明書は、更新の窓口で必要です。

忘れないために

更新の窓口へ行く期限は、半年前の通知から逆算するのが確実です。手でやるなら、はがきが届いたらその日のうちにスマートフォンで予約し、検査・講習の日と更新の日をカレンダーに入れます。結果通知書と終了証明書は、更新の日まで1か所にまとめておいてください。

Paperlockに免許証を入れておけば、有効期限を読み取って保存し、通知をオンにしていれば30日前と7日前に知らせます。家族の免許の期限は更新カレンダーでまとめられます。基本の更新期間の考え方は運転免許の更新期限にまとめています。

実施場所、予約方法、手数料は都道府県によって違います。迷ったら、住所地の都道府県警察の運転免許センターに確認してください。